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端切れから生まれた私の絵の具

 

 使われずにしまわれていた残り布。子供たちの小さくなった洋服。使い残しの端切れ。どこの家にもある素材を細く切って絵の具のように使った作品は、印象画風の油絵のようにも見えます。

 小さく布を切ることから、コンフェッティ・ネイチャースケープスと呼んでいるこの技法は、ある日作品を作っていてふと思い浮かびました。几帳面に縫い合わせる必要もなく、筆につけた絵の具のように小さな布を綿の上においていく自由さがたまらなく楽しいものです。

 自然からインスピレーションを受け、切り刻んだ布を握りしめ、心の思うままに綿の上においてゆくと素敵な作品になっていきます。この伝統的なキルトでも油絵でもない素敵な風景画をこのギャラリーサイトで心ゆくまでお楽しみください。

 

                                                    遠藤紀子

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